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おしらせ

大学でこそビジネス英会話のレッスンを


大学での英語教育については多方面からのご意見やご提言がなされていますが、私は大学および企業での英会話レッスンを提供してきた立場で「大学でこそビジネス英会話」の提案をこちらに掲載させていただきます。

目次 
1.『英会話学習の目的ってなんでしょう?』
2.『モチベーションがあれば何でもできる』
3.『目的の明確化への提案』
4.『大学でこそビジネス英会話を学ぶべき』
5. まとめ


1.『英会話学習の目的ってなんでしょう?』

大学で必須科目の場合は単位取得が履修の目的となりますが、それだけが目的という学生が多く見受けられます。ただ、必須ではなくても「将来を見据えて」意欲的に英会話力強化に取り組んでいる学生も沢山います。
教員もサポーターとしての私たちも、何とかして話せるようにしたいと考えて、あの手この手で学生に接していますが、あいさつ程度の英会話力に甘んじ卒業を迎える学生が少なくないのも事実です。私は、英会話学習モチベーションにつながる「目的」を学生にアピールすることから改善してはと考えます。

2.『モチベーションがあれば何でもできる』

さきほど「将来を見据えて」と書きましたが、「これは卒業後の自分の人生を豊かにしてくれる講座なのだ」と受講モチベーションを持った学生相手の指導ほど楽なものはありません。そのためには、大学を出てからどんな仕事・研究をするのかとイメージする材料を与え将来の大きなプラス材料であることを納得させることが最もシンプルな策だと思います。


3.『目的の明確化への提案』

では、モチベーション創出及び維持のための目的明確化についてのご提案です。それは、「本学卒業生はこのような研究・仕事の場で活躍している」、「だからそれらの研究・仕事に有益な英語教育を提供している」、「だからあなたも必要なスキルをいま身につけよう」というシンプルなアピールはいかがでしょう?先輩たちに英語ができて得をした経験を率直に語ってもらう、もしくは、大学でもっとやっておけばよかったと語ってもらいましょう。若い皆さんの頭脳に英会話の習得など他愛もないことです。集中していなだけ、時間をかけていないだけです。

4.『大学でこそビジネス英会話を学ぶべき』

仕事の場での英会話は、すべてビジネス英会話だと思います。それは、研究者であっても企業人であっても公務員でも同様です。現場で使う英語はすべてビジネス英語です。教材はTOEICに出てくるようなシチュエーションを繰り返し練習すると簡単かつ効果的です。この基礎練習の上に、突発的なシチュエーションを想定した応用を学生に考えさせて突破力を身につけます。

5.まとめ

義務教育よりも自由度の高い大学のカリキュラムが本当に学生の人生に有益なものとなるよう改善される。我々を含めサポートピースの一つ一つが真剣に向き合うことを願ってやみません。